介護福祉士ですが、ボランティアはしません

福祉の仕事は「奉仕の精神」とか言われることが多いです。

 

「奉仕の精神」…素晴らしい考え方です。

 

しかし、そのことはやりがいの搾取にも繋がっているのかなと思います。

 

「やりがいがあるから」、「人のためになるから」、「福祉の道に進むなら当然のこと」、そんな言い方をして福祉系の大学や専門学校ではボランティア活動の推奨、強制をすることがあります。

 

私の通った大学もそうでした。

 

自ら

やりたいのなら良いでしょう。

素晴らしい考え方です。

しかし、私の考え方は違いました。

 

お金が発生するからこそ、一線を引いて責任をもって取り組めると考えていました。

 

どうしてもお金の発生しないことには責任感の欠如が生まれます。

しかし、実際のボランティア活動をしてみると分かりますがそこには責任が生じています。

当然のことではあるのですが、ではその責任を果たす義務はあるのでしょうか。

 

学生が、有志が、「やりがい」、「人の為」という素晴らしい精神の元無償で労働力を提供することに対して責任まで要求するのが現状のボランティア活動です。

 

日本のボランティア団体及び国の指針としてこの辺りの考え方は改めるべきでしょう。

日本は遅れています。

 

「やりがい」や「人の為」の搾取をしなければ日本の福祉はより充実したものになるのではないでしょうか。